銀のふくろメシ屋

苦しい時こそニヤリと笑え、そんなブログ


毒親からの自立『金鉱町のルーシー』

相も変わらず西部開拓時代脳。
だもんで読んでみました。

あらすじは出版社HPから。

1849年、ゴールドラッシュに湧くアメリカ。
夢追い人の母親にいやいや連れられ、
家族5人荒っぽい西部で泥まみれの生活がはじまったルーシー。

なにひとつ想い通りにならない、ラッキーディギンズ(幸運堀り)なんて名前ばかりの酒場がひとつと、あとはテントばかりのお粗末な町で、母さんは、さっさと、宿屋のまかないの仕事をはじめます。

ルーシーは、手伝いながらも、故郷の
東部へ強い想いを寄せ、できるかぎりのじたばたで、ささやかな抵抗を続けますが・・・


てっきり家族愛溢れる開拓魂物語になるのかと思ったらとんでもない。
ひたすら東部に帰りたい娘と西部にいることが幸せと信じる毒親の母。
最終的に娘は母から自立するわけですが、なんだかなぁ、という気持ち。

東部の生活の方が文化的であるとは思うけど、その生活を捨てて果敢に未知の土地へ夢を求めて行く人々がいたからこそ、今に繋がる国土と繁栄があるんでしょうが、が、が!
上が11歳を筆頭に小さい子ばっかりの未亡人が、周りの説得を聞かず男ばかりの町に行くのはいかがのものか。
まあね~、厳しい場所ではリーダーが必要だけど、母ちゃんの強権ぷりが私にはダメだった。
最終的にみんな幸せっていうか、収まるところに収まったけど、最後まで母親のキャラが受け入れられなかった。

母親のことばっかり書いたけど主人公は娘、カリフォルニアことルーシーちゃん。
成長物語としては良いと思います。はい。
東部に帰るために自分で稼ぐという根性がよい。アメリカ~ン☆

話の本筋以外では、ルーシー一家がカリフォルニアに行くのに陸路ではなく船を選択してるのに納得したり(男手がないと陸路はキツい)、人種差別があったり、家庭内DVがあったり、未亡人の母ちゃんがモテモテだったり、弟死んだり、細かいところがエグい程リアル。
ローラ・I・ワイルダーの大草原シリーズが綺麗な西部開拓時代だとしたら、こちらは清濁入り雑じっている感じ。
まあ、ローラの話も原案の『パイオニアガール』ではエグい話があったそうだけど。
綺麗事じゃないよ、生きていくには。

児童書のカテゴリーになるので読みやすいけど絶版になっているようです。
図書館かAmazonあたりで中古を探してみてくされ。私はAmazonで買ったよ。

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プロフィール

シャオリャン

Author:シャオリャン
同人活動(三国志)とフィギュアを愛する女。
旦那とカエル達との生活に新たに息子も加わったよ。
家族が増えるね!

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